合同会社を設立

会社設立で「合同会社」を設立する意味って?

会社設立においてはさまざまなことを決める必要がありますが、中でも特に重要なポイントとなるのが「これから設立する会社の形式」です。

現代で主流となっているのは「株式会社」と「合同会社」の二つであり、多くの人は「株式会社」という形式を選んで会社設立を行います。

それではそういった中で合同会社を設立することの意味はどこにあるのでしょうか。

まず会社設立で合同会社を選ぶことのメリットですが、何よりも大きなメリットとなるのが「設立コストが低い」ということです。

会社設立においてはさまざまなタイミングでコストがかかります。特に株式会社を設立する際に問題になるのが「定款認証」と「登録免許税」です。

定款認証においては5万円の手数料を支払う必要があり、登録免許税においては15万円を支払う必要があります。

これらのコストは会社設立をする人にとって決して小さくない負担です。

しかしながら合同会社の場合は定款認証が不要であるために5万円の手数料は不要となり、また登録免許税についても6万円で済みます。

これによって14万円近い差額が出ますから、会社設立に関するコストはかなり抑えられることとなるのです。また株式会社では株主総会を開く必要があり、経営においては株主総会で決定された内容に従う必要があります。

これは会社に敵対する勢力が株式の51%以上を得た場合、会社を奪われるリスクに繋がります。

しかし株式会社でない以上は株主総会を開く必要がありませんので、会社を奪われるリスクが小さく、会社経営における意思決定もかなり柔軟な物となるのです。

そのため全体的にみると「安く設立でき、小回りの利く経営が可能になる」ということがメリットとして挙げられます。その反面、デメリットと言うものもあります。

特に株式公開を行うことができないということは、株式市場での資金調達ができないということになりますから非常に大きなデメリットです。

加えて社会的にみると「株式会社」という名前が持つネームバリューは非常に強力ですから、株式会社と同じ市場で顧客を奪い合うということになってしまうと、そのネームバリューに負けてしまうことも少なくありません。
また株主総会を開く必要がないために柔軟な意思決定ができるということをメリットとして挙げましたが、これは同時に「社内の意思決定を統一する」ということが重要になります。
社内対立が起こってしまうとそれを客観的に評価して解決する存在がいないため、会社の経営自体がストップしてしまうことがあり得るのです。
合同会社を設立するということには大きなメリットとデメリットがありますから、どういった形の会社を設立するのかということは慎重に判断する必要があるのです。